【育て方】セダム/マンネングサ

セダムの育て方と種類
セダム/マンネングサ

多肉植物の中でも丈夫で育てやすい初心者向けなセダム。
グランドカバーにも使われるくらい丈夫で、繁殖力も旺盛な品種が多いのでコツさえ掴めば初めての方でも比較的簡単に育てられます。
そのまま鉢に植えても可愛いですが、寄せ植えで隙間を埋める為に使用したりととっても重宝するので、1鉢は持っていたい多肉植物です。
しかし、セダムと言っても品種は様々で育て方も少しづつ違っていたりします。
今回はそんなセダムの育て方をご紹介したいと思います。

基本データ

セダムはアジア、アメリカ、ヨーロッパなど世界各地に自生する多肉植物です。
日本でもグランドカバーなどに使用され、様々な環境でたくましく成長しますが、夏の高温多湿で蒸れてしまう品種が多く、育てる環境をしっかり選んだ方が綺麗に成長します。
成長タイプが大きく2タイプに別れ、“丸葉万年草”の様にビッシリと葉と茎を伸ばし這いながら密生するように増えるタイプと、“玉つづり”の様な茎を伸ばしエケベリアやパキフィツムの様にゆっくり育つタイプがあります。

科/属 ベンケイソウ科/セダム属
学名 Sedum
原産地 アジア アメリカ ヨーロッパ他、世界各地
難易度 ★

育て方のポイント

  日当り・置き場所

セダムはとても日光を好む植物です。
多くは真夏の直射日光にも耐えられる程で、1年を通して日当りの良い場所を好みます。
しかし“黄金万年草”の様な葉の厚みが薄く色も薄い品種や、“新玉つづり”の様な白っぽい品種は夏の直射光では葉焼けをおこしてしまいます。
心配な場合は7月〜9月は半日陰の風通しの良い場所で育てた方が無難です。

“虹の玉”“オーロラ”“パープルヘイズ”“ドラゴンズブラッド”など紅葉する品種は特に日光にしっかりと当ててあげる事が大事です。秋〜初夏にかけてはたっぷりと日に当ててあげましょう。
しかし、“パープルヘイズ”はセダムの中でも特に高温多湿に弱い品種です。
夏場は紅葉を諦め、日陰で休養させてあげる方が良さそうです。
また“万年草”系も比較的蒸れで弱りやすい品種ですので、特に梅雨以降は風通しの良い半日陰などで管理しましょう。

日光を良く好みますが、耐陰性も比較的高く直射光が当たらない場所でも良く育ちます。
しかし徒長しやすいので、日陰で育てる場合は水やりの頻度をを半分以下に押さえた方が良いです。

生育適温は0℃〜30℃位と暑さ・寒さに強い品種が多いです。
冬は氷点下まで耐える品種も多く、霜にも良く耐えます。
しかし“新玉つづり”“玉つづり”など、霜に当たると溶けてしまう品種もあります。
氷点下まで耐える品種もありますが、霜に当たると葉が焼けてしまう事も多く、冬は霜よけをした方が良いです。
紅葉する品種は寒さに当てた方が綺麗に色づきますので、室内に取り込まず、霜の当たらない明るい屋外で育てると綺麗な色に紅葉します。

  水やり

“玉つづり”“天使の雫”“月の王子”など葉がぷっくら肉厚なタイプは乾燥に強く、乾かし気味に育てます。
“万年草”系の葉の薄く、密生して成長するタイプはやや乾燥に強いですが、水切れで枯れてしまう事があります。成長期にはしっかりと水をあげて下さい。

春や秋などの成長期は、肉厚なタイプは週に1〜2回位、土が乾いてから3〜4日後位に与えると良いでしょう。
葉が薄いタイプはやや多めに、週に2〜3回位、土が乾いてから1〜2日後位に与えても大丈夫です。

夏はどちらも水を控えめに育てます。
特に密生するタイプは蒸れて葉を落としやすいので、暑い日は水をあげないよう気をつけましょう。
6月頃から徐々に水を減らし始め、7〜8月は月に1〜2回位で大丈夫です。

冬も夏と同じく1〜2月は月に1〜2回程度水をあげます。
紅葉する品種は水を与えすぎると色が薄くなるのでさらに控えめにあげると良いでしょう。

  植え替え

植え替えはいつでも行う事が可能ですが、特に暑くなる7〜8月と寒さの厳しい1〜2月は避けた方が無難です。
成長の始まる春先(3月頃)や秋口(9月頃)に植え替えてあげると、しっかりと根を張るので夏越しや越冬しやすくなります。

方法は、まず根に付いている土を優しく落とします。
伸び過ぎた根はカットしてあげる事で新しい根が生えてきやすくなります。
しかしカットした後は、2〜3日日陰で傷口を乾かして下さい。
多肉植物の根は細菌に弱いので、傷口が濡れていたりするとそこから腐ってしまう恐れがあります。
根を乾かした後は、通常通り水はけの良い新しい土で植え替えます。
水やりは植え替え後1週間程度経ってから、鉢底から泥水が抜ける位たっぷりとあげて下さい。

セダムの植え替えに。
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  肥料

基本的に肥料は無くても育ちますが、より元気に大きくしたい時などは与えると良いでしょう。
しかし紅葉期に肥料が効いてると色が出にくくなってしまいます。
なので与える場合は植え替えを行う3月頃に緩行性の肥料を当たると、ちょうど紅葉時期に肥料が切れてくれます。
または即効性の液肥を成長期の3〜6月、9〜10月に与えても効果的です。

  増やし方

セダムは様々な方法で増やす事が出来ます。
特に“葉挿し”は多肉植物の中でも1番成功しやすくオススメです。
葉の根元が綺麗に残る様に茎から取り外し、土の上に載せておくだけで新しい芽が出てきます。
こぼれ落ちた葉からもどんどん生えてくるので、セダムはとても増やしやすく成長を楽しむ事が出来ます。

ただ葉挿しは大量に増やせますが、成長スピートは遅いので早く増やしたい場合は“茎挿し”がオススメです。
また葉が薄く密生して育つ“万年草”系のタイプは葉挿しでは増えにくいので、この茎挿しで増やす事になります。

茎挿しは観葉植物なんかでもよく使われる方法で、節の少し下あたりで茎を切り取り、そのまま土に挿して増やす方法です。
多肉植物の場合は切った直後は菌に犯されやすいので、切ってから2〜3日程切り口を乾かし、それから土に挿した方が根付きやすくなります。

また他にも、自家交配・採取した種から育てる方法や、花芽の茎や葉を挿しても増やす事が可能です。

  病害虫

セダムはほとんど病害虫に悩まされる事がありませんが、風通しの悪い場所などではアブラムシやカイガラムシが付く事もあります。
共に春から秋の成長期に付きやすい害虫です。

これらはいつの間にか付いていて、葉の養分を吸ってしまうので早めに退治しないと汚くなってしまうか、最悪枯れてしまいます。
退治するには下のオルトランDXが最も使いやすく一般的です。

オルトランDXは土にパラパラと撒けば植物がその成分を吸収し、さらに虫が植物から吸収する事で殺虫出来る、浸透移行性の殺虫剤です。
なので即効性は無いのですが、その植物に群がる虫はほぼ確実に退治する事が出来る優れた殺虫剤なのです。(ただし適用外の害虫や耐性の付いてしまった害虫には効きません。)
効果も植物に残り1ヶ月程度持続してくれるので予防効果もあり、発生時期に合わせて散布する事で特に効果的に使用する事が出来ます。

セダムや他の多肉植物を育てているなら是非1本常備しておきたい薬剤です。

セダムの種類

多肉植物の中でも特に品種の多いエケベリア。
その中から一部を写真と一緒にご紹介いたします。

  虹の玉

セダムと言えば真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。
たっぷりと日に当てた虹の玉は真っ赤に紅葉して綺麗です!
とても丈夫で育てやすく、繁殖力も強い多肉植物です。

  オーロラ

虹の玉に似ていますが、その名前の通りオーロラの様な淡いグリーンやピンクが鮮やかなセダムです。
虹の玉よりも成長は遅く、加湿などにも弱いのでやや注意が必要です。

  乙女心/恋心

こちらも虹の玉に似ていますが違う品種です。
葉先だけがピンク色に紅葉します。“恋心”は乙女心よりも葉が大きく成長します。

  玉つづり/ビアーポップ

小さな肉厚な葉をたくさん付ける品種です。
葉は1年を通して明るい緑色をしています。
寒さに弱く霜に当たると溶けてしまうので冬は室内に取り込みましょう。

  新玉つづり

玉つづりと比べ葉先が尖っているのが“新玉つづり”です。
玉つづりと同じく寒さに弱いので、冬は室内に取り込む方が良いです。

  玉蓮

とても固い葉と黒に近いワインレッド色に紅葉した姿が特徴の“玉蓮”です。
固い枝を分岐させながら上へ成長していきます。

  緑亀の卵

玉蓮に似た固い葉が特徴です。
こちらも枝分かれしながら縦に成長しますが、成長スピードはかなりゆっくりです。

  プロリフェラ

セダムには珍しいロゼット状に葉が付く品種です。
エケベリアにもプロリフェラがあり、姿が似ていますがサイズや増え方などが違うようです。
太陽にしっかりあててあげればピンク色に紅葉します。

  グリーンペット

万年草系のセダムで、放ったらかしにしてもとても良く増えます。
丸葉万年草や、覆輪万年草など似た様な成長をするタイプは複数ありますが、基本的な育て方はほとんど同じで大丈夫です。

以上です。

とっても育てやすく寄せ植えなんかにも重宝するセダム。

当店でも紹介している物以外にも多数ご用意していますので、是非一度ご覧下さいm(__)m

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